伊藤詩織さん密着「日本の秘められた恥」が暴く日本のゆがんだ社会

. 2018-07-01 .
7/2更新 : 動画はYouTubeによって削除されました


"I met him in a bar" から始まるオープニング。映像として本当によくできていると思う

2018年6月28日木曜日、イギリスの大手メディアBBCがTVで放映した伊藤詩織さんのドキュメンタリー「Japan's Secret Shame (日本の秘められた恥)」について考えたことをつづります。フリージャーナリストで英語がネイティブのように堪能な伊藤詩織さん、2017年にTBSのワシントン支局長である山口敬之氏から性的暴行を受けたことが不起訴となったことを世間に公表し話題となった人物です



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Japan's Secret Shameを見た海外からの評価



放送されたのはイギリスですがYouTubeに流れたおかげで世界中の人から感想がツイートされています







上のツイートを一部翻訳すると

「被害者を支援するどころか被害者を責めている...犯罪を犯した男を責めて!」「これを見て日本に戻るのは嫌になったわ」「日本社会がレイプに対して向き合う姿勢がいただけない」

当然ではありますが、いくら見ても伊藤詩織さんやドキュメンタリーに対する批判は見つかりませんでした。感想を呟いてる人はたいていが女性でした。あんな映像を見れば誰でも日本に失望するわけですが、それ以上に今まで日本(特に東京)は海外から過大評価されすぎていたと思います

"Tokyo is my dream world!!"

海外メディアだけでなく海外セレブや一般の外国人観光客まで、日本人は丁寧な人が多いとか、東京は刺激的だとか、表面的な理由で日本が大好きな人がすごく多いのが前からずっと気になってました。日本人は閉鎖的なマインドだから外から来た人には優しく接するのも事実。そういうのもあって、何回訪れても日本の陰湿な部分が見えてこない外国人が多かっただけに、本作を見て日本の本当の姿を知ってしまったから余計にショックだという声が多かったのだと思います

ちなみに日本に住んでいる海外の人は"日本の恥"にはとっくに気づいている人が多いみたいで、そこが住むことと観光することの大きな違いなのだと関係ないけどツイッターを見て考えさせられた部分でした




Japan's Secret Shameの見どころと実際に見た感想



ドキュメンタリーが苦手な私でも1秒も眠くならずに見れたのは本作が単なるドキュメンタリーではなく、かなり日本社会&政府に闘いを挑んでいるドキュメンタリーだからです。映像による挑戦状と言っていいと思います


📌Japan's Secret Shameが世界に暴いた日本の恐ろしい実態


👉性的暴行が警察に報告される割合がイギリスの50分の1
→日本は性犯罪が少ないんじゃなくて性犯罪が実際に報告されていない

👉都会のど真ん中で児童〇ルノをモチーフにした広告が堂々と設置
→世界レベルで思いっきりタブーで不謹慎なことをオープンにやっている

👉都会のど真ん中で街中に平然となじむキャバクラ&風俗店
→ペットショップやコンビニの隣にいかがわしいマッサージのお店がある異常さ

👉レイプ被害者にレイプされているときの様子を再現させる警察
→警察が性的暴行事件を深刻に受けとめていないから被害者女性が精神崩壊

👉被害者の女性を責める&侮辱する国会議員の女性
→被害に遭うような状況にした女性に落ち度があると主張する紫アイシャドーの女性議員

👉レイプ被害者を支援するセンターが各都道府県に1箇所のみ
→被害者を支援する場を作る政府が「昔よりだいぶ改善された」とほこらしげに語る

👉伊藤詩織さんを枕営業に失敗したとあざ笑う大人たち(初老含む) 
→紫シャドーの議員を含む大の大人が被害者をYouTubeで侮辱するがクビにはならない

👉日本の婦人警官の割合は全体の8%
→女性の社会進出が先進国でいかに低いかがわかる数字


私はこの作品を見るとき、自分が日本人であることを忘れて1人の女性の記録映像だと思って見たのですが、客観的に見て、日本の陰湿さに引いてしまいました。特に印象的だったのは上智大学の学生たちと伊藤さんが対談しているときに、男子学生の1人が「女友達が目の前で痴漢されていたのに助けてあげられなかった」と告白した場面でした。いろいろな感情がわきますが、痴漢をそれほど深刻にとらえることができていない日本人のマインドが原因の1つだと考えます


普通に考えて子どもが通る場所にもいかがわしいお店やポスターがある日本の都会って気持ち悪いですよね。こんな社会になってしまったのは、女性を見下す文化が根付いているからというのと女性が自ら自分の価値を下げているからではないかという思うのです




女はセクハラされて当たり前だと女が思っている現実




Japan's Secret Shameを見た人が次々と批判する人物が、



例の紫シャドーの女性議員こと杉田水脈さん。彼女の顔を見ているだけで首に縄をかけて車で引きづりまわしたくなるほどイライラした人多いのではないでしょうか。彼女こそが日本の最大の恥だと多くの人が批判していますが、私は彼女も男性社会でセクハラを受け続けてきた被害者であると思うのでボロクソに言うのは控えようと思います

なぜ紫シャドーの杉田議員があそこまで被害者の女性を否定するのかというと、伊藤詩織さんが自分にはできなかったこと起こしているからなんです。よく伊藤さんのルックスがいいから妬んでいるだけという意見を聞きますが、そんな単純な理由ではないと思います。紫の杉田さんはセクハラを受けながら、枕営業もしながら、性を売りにして今の地位を獲得してきたのに対し、伊藤詩織さんはセクハラが未だに当たりまえの2018年で男尊女卑が残る日本社会を変えようとしている

普通の人間であれば実名+顔出しで事件を表に出すなんてことはできないので、自分にはない大きな勇気や覚悟をかねそなえた人間が憎いのでしょうね。ジャーナリストは芸能人じゃないから枕営業なんてする必要がないのに、伊藤さんの行為を枕営業だと言い張るのは自身がやっているからだと予想します

女性が出世しにくい社会が生み出した闇=杉田議員のような人間

セクハラを利用したと過激なことを書きましたが、もしかしたらセクハラが日常すぎてセクハラされていたことに気づけなかったのかもしれません。いずれにしろ本作品で最も重要な人物かつ日本の改善すべき点を身をもってはっきりと示してくれたという意味でポジティブな役割を果たしてくれた人物でした





おわりに



Japan's Secret Shameのおかげで日本の隠されていた本質が明るみになって世界に恥をさらしたと同時に日本社会が大きな進歩を生むきっかけ作りをしてくれたと思います。日本の言葉にできない気持ち悪さがおもしろかったので、男女関係なく見てほしいドキュメンタリーです。加害者の権力がデカいせいで日本のマスコミが全く報じない分、彼女には多くのサポートが必要だと思います。ご興味がある方は伊藤詩織さん著作のブラック・ボックスもチェックしてみてください


7/2更新 : 動画はYouTubeによって削除されました


"I met him in a bar" から始まるオープニング。映像として本当によくできていると思う

2018年6月28日木曜日、イギリスの大手メディアBBCがTVで放映した伊藤詩織さんのドキュメンタリー「Japan's Secret Shame (日本の秘められた恥)」について考えたことをつづります。フリージャーナリストで英語がネイティブのように堪能な伊藤詩織さん、2017年にTBSのワシントン支局長である山口敬之氏から性的暴行を受けたことが不起訴となったことを世間に公表し話題となった人物です



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Japan's Secret Shameを見た海外からの評価



放送されたのはイギリスですがYouTubeに流れたおかげで世界中の人から感想がツイートされています







上のツイートを一部翻訳すると

「被害者を支援するどころか被害者を責めている...犯罪を犯した男を責めて!」「これを見て日本に戻るのは嫌になったわ」「日本社会がレイプに対して向き合う姿勢がいただけない」

当然ではありますが、いくら見ても伊藤詩織さんやドキュメンタリーに対する批判は見つかりませんでした。感想を呟いてる人はたいていが女性でした。あんな映像を見れば誰でも日本に失望するわけですが、それ以上に今まで日本(特に東京)は海外から過大評価されすぎていたと思います

"Tokyo is my dream world!!"

海外メディアだけでなく海外セレブや一般の外国人観光客まで、日本人は丁寧な人が多いとか、東京は刺激的だとか、表面的な理由で日本が大好きな人がすごく多いのが前からずっと気になってました。日本人は閉鎖的なマインドだから外から来た人には優しく接するのも事実。そういうのもあって、何回訪れても日本の陰湿な部分が見えてこない外国人が多かっただけに、本作を見て日本の本当の姿を知ってしまったから余計にショックだという声が多かったのだと思います

ちなみに日本に住んでいる海外の人は"日本の恥"にはとっくに気づいている人が多いみたいで、そこが住むことと観光することの大きな違いなのだと関係ないけどツイッターを見て考えさせられた部分でした




Japan's Secret Shameの見どころと実際に見た感想



ドキュメンタリーが苦手な私でも1秒も眠くならずに見れたのは本作が単なるドキュメンタリーではなく、かなり日本社会&政府に闘いを挑んでいるドキュメンタリーだからです。映像による挑戦状と言っていいと思います


📌Japan's Secret Shameが世界に暴いた日本の恐ろしい実態


👉性的暴行が警察に報告される割合がイギリスの50分の1
→日本は性犯罪が少ないんじゃなくて性犯罪が実際に報告されていない

👉都会のど真ん中で児童〇ルノをモチーフにした広告が堂々と設置
→世界レベルで思いっきりタブーで不謹慎なことをオープンにやっている

👉都会のど真ん中で街中に平然となじむキャバクラ&風俗店
→ペットショップやコンビニの隣にいかがわしいマッサージのお店がある異常さ

👉レイプ被害者にレイプされているときの様子を再現させる警察
→警察が性的暴行事件を深刻に受けとめていないから被害者女性が精神崩壊

👉被害者の女性を責める&侮辱する国会議員の女性
→被害に遭うような状況にした女性に落ち度があると主張する紫アイシャドーの女性議員

👉レイプ被害者を支援するセンターが各都道府県に1箇所のみ
→被害者を支援する場を作る政府が「昔よりだいぶ改善された」とほこらしげに語る

👉伊藤詩織さんを枕営業に失敗したとあざ笑う大人たち(初老含む) 
→紫シャドーの議員を含む大の大人が被害者をYouTubeで侮辱するがクビにはならない

👉日本の婦人警官の割合は全体の8%
→女性の社会進出が先進国でいかに低いかがわかる数字


私はこの作品を見るとき、自分が日本人であることを忘れて1人の女性の記録映像だと思って見たのですが、客観的に見て、日本の陰湿さに引いてしまいました。特に印象的だったのは上智大学の学生たちと伊藤さんが対談しているときに、男子学生の1人が「女友達が目の前で痴漢されていたのに助けてあげられなかった」と告白した場面でした。いろいろな感情がわきますが、痴漢をそれほど深刻にとらえることができていない日本人のマインドが原因の1つだと考えます


普通に考えて子どもが通る場所にもいかがわしいお店やポスターがある日本の都会って気持ち悪いですよね。こんな社会になってしまったのは、女性を見下す文化が根付いているからというのと女性が自ら自分の価値を下げているからではないかという思うのです




女はセクハラされて当たり前だと女が思っている現実




Japan's Secret Shameを見た人が次々と批判する人物が、



例の紫シャドーの女性議員こと杉田水脈さん。彼女の顔を見ているだけで首に縄をかけて車で引きづりまわしたくなるほどイライラした人多いのではないでしょうか。彼女こそが日本の最大の恥だと多くの人が批判していますが、私は彼女も男性社会でセクハラを受け続けてきた被害者であると思うのでボロクソに言うのは控えようと思います

なぜ紫シャドーの杉田議員があそこまで被害者の女性を否定するのかというと、伊藤詩織さんが自分にはできなかったこと起こしているからなんです。よく伊藤さんのルックスがいいから妬んでいるだけという意見を聞きますが、そんな単純な理由ではないと思います。紫の杉田さんはセクハラを受けながら、枕営業もしながら、性を売りにして今の地位を獲得してきたのに対し、伊藤詩織さんはセクハラが未だに当たりまえの2018年で男尊女卑が残る日本社会を変えようとしている

普通の人間であれば実名+顔出しで事件を表に出すなんてことはできないので、自分にはない大きな勇気や覚悟をかねそなえた人間が憎いのでしょうね。ジャーナリストは芸能人じゃないから枕営業なんてする必要がないのに、伊藤さんの行為を枕営業だと言い張るのは自身がやっているからだと予想します

女性が出世しにくい社会が生み出した闇=杉田議員のような人間

セクハラを利用したと過激なことを書きましたが、もしかしたらセクハラが日常すぎてセクハラされていたことに気づけなかったのかもしれません。いずれにしろ本作品で最も重要な人物かつ日本の改善すべき点を身をもってはっきりと示してくれたという意味でポジティブな役割を果たしてくれた人物でした





おわりに



Japan's Secret Shameのおかげで日本の隠されていた本質が明るみになって世界に恥をさらしたと同時に日本社会が大きな進歩を生むきっかけ作りをしてくれたと思います。日本の言葉にできない気持ち悪さがおもしろかったので、男女関係なく見てほしいドキュメンタリーです。加害者の権力がデカいせいで日本のマスコミが全く報じない分、彼女には多くのサポートが必要だと思います。ご興味がある方は伊藤詩織さん著作のブラック・ボックスもチェックしてみてください


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