無益だけど役に立つ1冊 : 会社に雇われずにフリーで働く!と決めたら読む本

. 2018-05-22 .
更新 : 5/24



最初に言うと、私はこの本が好きじゃありません。
フリーランスはある日突然、どこにも所属することなく自分の決意でなるものなので、最初の頃はフリーランスになった実感が湧かないのです。そのせいで、ついつい怠けてしまいがちですが、こういう本をきっかけにフリーランスとしての自覚が芽生えたら....!と期待して買いましたが、ネットで無料で学べるようなことしか書かれていませんでした。ただ、考えさせられる点もあったので、そこだけしっかり紹介します


追記 : 後日ツイッターから著者の立野井一恵さんから書評のお礼が来てしまいました。
こんな無礼なこと書いたのに、とても寛大な著者様の返信を見てなんだか申し訳なくなったので補足します。本気でフリーランスになる決意をしている人やフリーランスのデメリットも見据えたうえで将来的に退社するかどうか判断したいといった現実問題に向き合える人にはぴったりの本ですよ。本記事では批判ばっかりのようですが、実際に読めば学べることが多く、フリーランスの良いところも悪いところも公平に示してくれるので本気の人には役に立ちますよ。私はフリーになってから読んだので以下のような書き方をしただけです

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一昔前のフリーランスのあり方を語っている



20年以上フリーランスとして生きてきた著者が言える9つの役に立たなかったアドバイス

・銀行口座を仕事用・個人用に分けること
・自分のキャパシティを考えて受注すること
・お金にルーズな取引先とは縁を切ること
・経費込みで自分の利益を考えること
・税金は会社員の3倍かかるから備えること
・3つ以上の収入源を確保すること
・取引先に直接出向いて顔を合わせること
・フリーランスは仕事でしか成長できない
・HPやSNSで近況をアップデートすること


銀行口座についても仕事量についてもそうですが、仕事がバンバン取れていて、それなりに稼げているフリーランスであることを前提にアドバイスがされているんです。フリーランスになりたてのときって仕事があまり取れないと思うんですよね。本著がターゲットにした読者とは、会社員時代に自分の収入源を確保しつつ円満退社して、フリーになっても仕事を回してもらえるようなある程度準備期間が長かった少なくとも30代以上のフリーランスです。会社を5年未満で辞めた20代のフリーランスには当てはまらない助言が多いように感じました。

やけに税金や年金に関する説明が多かったのですが、お金に関しては本ではなく、どっかのウェブサイトからカラフルな図解付きの解説を見た方がわかりやすいです。なによりネットでよく紹介されている(確定申告会計ソフトfreee) を使えば、経費の対象や青色申告がお得だという基本的な情報が簡単に手に入るので、文字稼ぎするにしても不要だったと思います。


収入の柱は10本は必要だと私は思う



これは明らかに違うだろと感じた著者の発言は「3つ以上の収入源を確保すること」と「取引先に直接出向いて顔を合わせること」の2点。まだフリーになって実績を積んでいない私ですが、これだけは言えます。

収入源は最低5つ持たないとキツい

3つしか収入源がなかったとして、1つの取引先に「またご縁がありましたら」なんて言われたら一気に3分の1の収入が消えるんですよ?!以前、読んだアメリカ事業者のビジネス本には「1つの取引先に対して得る利益は収入の10分の1までに抑えろ」という言葉が載っていました。限られた取引先に依存するとビジネスがうまく回らなくなるとのこと。私は、その言葉を信じてプラットフォーム(収入源)を4つまで増やしています。早い段階で多くのプラットフォームを確立させて、精神的にも安定した働き方を得るためです

きたみ りゅうじ 日本実業出版社 2005-12-08
売り上げランキング : 1086
by ヨメレバ

それと、契約から契約解除までほとんどのフリーランスの仕事はウェブ上で済まされます。今どきフェイス・トゥ・フェイスで提案や納品はありえません。契約前の審査段階で、顔見たいから面接しようということは、たまにありますが8割はチャットワークやメールでのやり取りのみです。わざわざ取引先と顔を合わせなくても、毎回納期を守って、それなりの仕事をこなしてたら信頼関係は自然と生まれます


逆に最も役に立ったアドバイス



失礼ですが、本著にある良いアドバイスの中から3つを厳選したわけではありません。ただ、私が本当にタメになると思ったアドバイスが3つしかなかったので取りあげます。

仕事量や時給を考えて自分を安売りしない

若手のフリーランスは最初の内、仕事が来ないので安い仕事で引き受けたり、自分のサービスや商品の価値を下げてしまいがちです。それを防ぐためには相手の予算の見積もりを聞きだし、低いと感じたら速攻で断るメンタルが必要です自分に仕事が来ないときは上手くPRができてないケースが多いので、スキルを安売りするのではなくその点を改善することに力を注ぐことが大切です


オファーを待つだけでなく自分から提案していく

オファーは基本的に待たずに常に何かを作っている、スキルアップしている、提案しているという状態であることが理想です。私も偉そうなことは言えませんが、スキルアップしている時間が長く、オファーが来ないと嘆いている人は業務を募集している企業や担当者に積極的にアプローチしてみてください。募集していなくとも需要があると思った企業や事業主には提案していくことをオススメします。「言えば変わるのか」とつくづく思うくらい、募集条件って絶対じゃなかったりするんです。ダメもとで提案することは大きな仕事を得ることにもつながります


少し先の未来と遠い未来の両方を見据える

フリーランスに限らず言えることですが、日々多忙に追われて、今やっていることが精一杯で大切な未来のことをないがしろにしている人多いのではないでしょうか。そのうち、「何のために生きているんだろう」と迷走しないためにも3年先、5年先、10年先のキャリアパスを思い描くことが重要です。ちなみに私の5年先のキャリアは、どこかの国に暮らして"海外〇年在住"や"20代で7つの海を制覇”や"アメリカ50州を3ヵ月で制覇"といった海外に数字を絡めた肩書きを手に入れていたいです。そのための貯金と稼ぎを安定させることが今やるべきことかなと☝


おわりに



こう1冊を振り返ってみると、本当に役に立つ箇所と役に立たない箇所の落差が激しい本ですね。本著は6章の内5・6章がとても参考になりました。飽き性で本を一冊読み切れない人やフリーランスになるための気合十分な人にはオススメの本です


会社に雇われずにフリーで働く! と決めたら読む本 (アスカビジネス)

立野井 一恵 明日香出版社 2018-02-14
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更新 : 5/24



最初に言うと、私はこの本が好きじゃありません。
フリーランスはある日突然、どこにも所属することなく自分の決意でなるものなので、最初の頃はフリーランスになった実感が湧かないのです。そのせいで、ついつい怠けてしまいがちですが、こういう本をきっかけにフリーランスとしての自覚が芽生えたら....!と期待して買いましたが、ネットで無料で学べるようなことしか書かれていませんでした。ただ、考えさせられる点もあったので、そこだけしっかり紹介します


追記 : 後日ツイッターから著者の立野井一恵さんから書評のお礼が来てしまいました。
こんな無礼なこと書いたのに、とても寛大な著者様の返信を見てなんだか申し訳なくなったので補足します。本気でフリーランスになる決意をしている人やフリーランスのデメリットも見据えたうえで将来的に退社するかどうか判断したいといった現実問題に向き合える人にはぴったりの本ですよ。本記事では批判ばっかりのようですが、実際に読めば学べることが多く、フリーランスの良いところも悪いところも公平に示してくれるので本気の人には役に立ちますよ。私はフリーになってから読んだので以下のような書き方をしただけです

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一昔前のフリーランスのあり方を語っている



20年以上フリーランスとして生きてきた著者が言える9つの役に立たなかったアドバイス

・銀行口座を仕事用・個人用に分けること
・自分のキャパシティを考えて受注すること
・お金にルーズな取引先とは縁を切ること
・経費込みで自分の利益を考えること
・税金は会社員の3倍かかるから備えること
・3つ以上の収入源を確保すること
・取引先に直接出向いて顔を合わせること
・フリーランスは仕事でしか成長できない
・HPやSNSで近況をアップデートすること


銀行口座についても仕事量についてもそうですが、仕事がバンバン取れていて、それなりに稼げているフリーランスであることを前提にアドバイスがされているんです。フリーランスになりたてのときって仕事があまり取れないと思うんですよね。本著がターゲットにした読者とは、会社員時代に自分の収入源を確保しつつ円満退社して、フリーになっても仕事を回してもらえるようなある程度準備期間が長かった少なくとも30代以上のフリーランスです。会社を5年未満で辞めた20代のフリーランスには当てはまらない助言が多いように感じました。

やけに税金や年金に関する説明が多かったのですが、お金に関しては本ではなく、どっかのウェブサイトからカラフルな図解付きの解説を見た方がわかりやすいです。なによりネットでよく紹介されている(確定申告会計ソフトfreee) を使えば、経費の対象や青色申告がお得だという基本的な情報が簡単に手に入るので、文字稼ぎするにしても不要だったと思います。


収入の柱は10本は必要だと私は思う



これは明らかに違うだろと感じた著者の発言は「3つ以上の収入源を確保すること」と「取引先に直接出向いて顔を合わせること」の2点。まだフリーになって実績を積んでいない私ですが、これだけは言えます。

収入源は最低5つ持たないとキツい

3つしか収入源がなかったとして、1つの取引先に「またご縁がありましたら」なんて言われたら一気に3分の1の収入が消えるんですよ?!以前、読んだアメリカ事業者のビジネス本には「1つの取引先に対して得る利益は収入の10分の1までに抑えろ」という言葉が載っていました。限られた取引先に依存するとビジネスがうまく回らなくなるとのこと。私は、その言葉を信じてプラットフォーム(収入源)を4つまで増やしています。早い段階で多くのプラットフォームを確立させて、精神的にも安定した働き方を得るためです

きたみ りゅうじ 日本実業出版社 2005-12-08
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それと、契約から契約解除までほとんどのフリーランスの仕事はウェブ上で済まされます。今どきフェイス・トゥ・フェイスで提案や納品はありえません。契約前の審査段階で、顔見たいから面接しようということは、たまにありますが8割はチャットワークやメールでのやり取りのみです。わざわざ取引先と顔を合わせなくても、毎回納期を守って、それなりの仕事をこなしてたら信頼関係は自然と生まれます


逆に最も役に立ったアドバイス



失礼ですが、本著にある良いアドバイスの中から3つを厳選したわけではありません。ただ、私が本当にタメになると思ったアドバイスが3つしかなかったので取りあげます。

仕事量や時給を考えて自分を安売りしない

若手のフリーランスは最初の内、仕事が来ないので安い仕事で引き受けたり、自分のサービスや商品の価値を下げてしまいがちです。それを防ぐためには相手の予算の見積もりを聞きだし、低いと感じたら速攻で断るメンタルが必要です自分に仕事が来ないときは上手くPRができてないケースが多いので、スキルを安売りするのではなくその点を改善することに力を注ぐことが大切です


オファーを待つだけでなく自分から提案していく

オファーは基本的に待たずに常に何かを作っている、スキルアップしている、提案しているという状態であることが理想です。私も偉そうなことは言えませんが、スキルアップしている時間が長く、オファーが来ないと嘆いている人は業務を募集している企業や担当者に積極的にアプローチしてみてください。募集していなくとも需要があると思った企業や事業主には提案していくことをオススメします。「言えば変わるのか」とつくづく思うくらい、募集条件って絶対じゃなかったりするんです。ダメもとで提案することは大きな仕事を得ることにもつながります


少し先の未来と遠い未来の両方を見据える

フリーランスに限らず言えることですが、日々多忙に追われて、今やっていることが精一杯で大切な未来のことをないがしろにしている人多いのではないでしょうか。そのうち、「何のために生きているんだろう」と迷走しないためにも3年先、5年先、10年先のキャリアパスを思い描くことが重要です。ちなみに私の5年先のキャリアは、どこかの国に暮らして"海外〇年在住"や"20代で7つの海を制覇”や"アメリカ50州を3ヵ月で制覇"といった海外に数字を絡めた肩書きを手に入れていたいです。そのための貯金と稼ぎを安定させることが今やるべきことかなと☝


おわりに



こう1冊を振り返ってみると、本当に役に立つ箇所と役に立たない箇所の落差が激しい本ですね。本著は6章の内5・6章がとても参考になりました。飽き性で本を一冊読み切れない人やフリーランスになるための気合十分な人にはオススメの本です


会社に雇われずにフリーで働く! と決めたら読む本 (アスカビジネス)

立野井 一恵 明日香出版社 2018-02-14
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