自分が理解できない人の話に耳を傾けることのメリット

. 2018-04-23 .

新作TEDのスピーチ『自分が同意できない人の意見を聞くことに価値がある理由』を紹介します。今回の先生、ザッカリー・R・ウッド氏はとてもゆっくり&聞き取りやすい英語で話してくれたので、ほとんど聞き直さずに1回で完全に理解できました!他のアメリカ人もみんなこんな丁寧なしゃべり方をしてくれたらリスニングに苦労しないんですけどね。テーマは自分と意見が正反対の人の話を聞くことによるメリットについてです。より抜け目なく理解するために英語の字幕も付けました
英単語チェック
☑ indoctrinate = 教え込む
☑ resistance = 抵抗
☑ intense = 激しい
☑ rescind = 撤回する
☑ cordial = 思いやりがある
☑ entail = ともなっている
☑ adversity = 不運、災難

スピーチの簡単な解説とまとめ

内容を簡単にまとめると、黒人であるウッド氏が「いくつかの人種は優れていて、他の人種より成功しやすい」と語る人種差別主義者の著者たちと向き合って話し合った結果、異なった価値観を互いに受け入れられただけでなく、社会に対する問題意識についての共通点を見いだすことができて、得たものが予想外に大きかったという話です。ザッカリー・R・ウッド氏によるスピーチのスクリプトはこちらから確認できます

ウッド氏が伝えた大切なポイントは...
👉嫌いな人の意見を拒絶せずに耳をかたむけること
👉理解できない相手にこそ礼儀正しくする
👉多くの人が「過激な思想をもつ人間は害でしかない」と思っている
👉自分と正反対の思想をもつ人物とは意外にも共通点を見いだせる
👉人間性を深く理解できれば不運から進歩できる

スピーチのキーワードはuncomfortable learning, unfamiliar perspective, affirmative actionsの3つです。これら3つを達成することで自分の価値観を変え、より良い社会にするための深い理解を得られるとのことです。日本語で言うと変な感じですが、不快な学び、慣れない視点、肯定的な言動ですかね

My Opinion / 個人的な意見

スピーチの印象としては半分以上が彼の母の教育論を語っていたように感じました。ウッド氏の言っていることは素晴らしいけど、凡人にはなかなかできないことです。日本人が反日の人と食事をして互いに理解しあうのが無理なように黒人も白人至上主義者の話を耳に傾けるのはひどく難しいことだと思います

銃による襲撃事件で被害を受けた遺族に全米ライフル協会の会長と面会しろと言ったら不快なんてものじゃないですよね。ただ、互いを理解しあえる世の中にしようという取り組みにはすごく共感しました。ウッド氏は"レイシズム"という言葉を一切使わずに、人種差別のセンシティブな体験や理解しがたい思想を上手く伝えていたことが印象的でした


批判的な態度や言葉を使わない方が案外相手に響くのかもしれません。こういう論争が起こりやすいテーマを扱う場合はスピーチをする際に、熱がこもりやすいというか表情や手の動きが激しくなり、オーディエンスの集中力が途切れやすいのですが、ウッド氏の声は常に単調でおだやかだったのですごく頭に入りました

どこの国でもパワハラ・セクハラ問題、人種差別、貧困格差などの議論が起こっていますが、自分と反対意見の人を「論破してやろう」と圧力をかけるのではなく、ウッド氏が言ったように忍耐をもって相手の話をよく聞くことが自分にとっても結果的に良い方向に働くことを覚えておきます

おわりに

よくツイッターでセクハラ問題などについて他人同士の議論がヒートアップして単なる見苦しい罵り合いみたいになっているのを見かけますが、恐ろしいほど誰にもメリットがないやり取りなのに、ムキになって続けてしまうのは自分のプライドを守りたいからでしょうか。自分と正反対の思想を持つ人をすぐに拒絶しない柔軟な言動がとれるような人間になりたいのですが、そもそも自分の考えが正しいとは限らないことを認識しないと人の話は黙って聞けるようにならないのだと思います



新作TEDのスピーチ『自分が同意できない人の意見を聞くことに価値がある理由』を紹介します。今回の先生、ザッカリー・R・ウッド氏はとてもゆっくり&聞き取りやすい英語で話してくれたので、ほとんど聞き直さずに1回で完全に理解できました!他のアメリカ人もみんなこんな丁寧なしゃべり方をしてくれたらリスニングに苦労しないんですけどね。テーマは自分と意見が正反対の人の話を聞くことによるメリットについてです。より抜け目なく理解するために英語の字幕も付けました
英単語チェック
☑ indoctrinate = 教え込む
☑ resistance = 抵抗
☑ intense = 激しい
☑ rescind = 撤回する
☑ cordial = 思いやりがある
☑ entail = ともなっている
☑ adversity = 不運、災難

スピーチの簡単な解説とまとめ

内容を簡単にまとめると、黒人であるウッド氏が「いくつかの人種は優れていて、他の人種より成功しやすい」と語る人種差別主義者の著者たちと向き合って話し合った結果、異なった価値観を互いに受け入れられただけでなく、社会に対する問題意識についての共通点を見いだすことができて、得たものが予想外に大きかったという話です。ザッカリー・R・ウッド氏によるスピーチのスクリプトはこちらから確認できます

ウッド氏が伝えた大切なポイントは...
👉嫌いな人の意見を拒絶せずに耳をかたむけること
👉理解できない相手にこそ礼儀正しくする
👉多くの人が「過激な思想をもつ人間は害でしかない」と思っている
👉自分と正反対の思想をもつ人物とは意外にも共通点を見いだせる
👉人間性を深く理解できれば不運から進歩できる

スピーチのキーワードはuncomfortable learning, unfamiliar perspective, affirmative actionsの3つです。これら3つを達成することで自分の価値観を変え、より良い社会にするための深い理解を得られるとのことです。日本語で言うと変な感じですが、不快な学び、慣れない視点、肯定的な言動ですかね

My Opinion / 個人的な意見

スピーチの印象としては半分以上が彼の母の教育論を語っていたように感じました。ウッド氏の言っていることは素晴らしいけど、凡人にはなかなかできないことです。日本人が反日の人と食事をして互いに理解しあうのが無理なように黒人も白人至上主義者の話を耳に傾けるのはひどく難しいことだと思います

銃による襲撃事件で被害を受けた遺族に全米ライフル協会の会長と面会しろと言ったら不快なんてものじゃないですよね。ただ、互いを理解しあえる世の中にしようという取り組みにはすごく共感しました。ウッド氏は"レイシズム"という言葉を一切使わずに、人種差別のセンシティブな体験や理解しがたい思想を上手く伝えていたことが印象的でした


批判的な態度や言葉を使わない方が案外相手に響くのかもしれません。こういう論争が起こりやすいテーマを扱う場合はスピーチをする際に、熱がこもりやすいというか表情や手の動きが激しくなり、オーディエンスの集中力が途切れやすいのですが、ウッド氏の声は常に単調でおだやかだったのですごく頭に入りました

どこの国でもパワハラ・セクハラ問題、人種差別、貧困格差などの議論が起こっていますが、自分と反対意見の人を「論破してやろう」と圧力をかけるのではなく、ウッド氏が言ったように忍耐をもって相手の話をよく聞くことが自分にとっても結果的に良い方向に働くことを覚えておきます

おわりに

よくツイッターでセクハラ問題などについて他人同士の議論がヒートアップして単なる見苦しい罵り合いみたいになっているのを見かけますが、恐ろしいほど誰にもメリットがないやり取りなのに、ムキになって続けてしまうのは自分のプライドを守りたいからでしょうか。自分と正反対の思想を持つ人をすぐに拒絶しない柔軟な言動がとれるような人間になりたいのですが、そもそも自分の考えが正しいとは限らないことを認識しないと人の話は黙って聞けるようにならないのだと思います


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