アイ、トーニャ 史上最大のスキャンダルの感想と評価:栄光と暴力の映画

. 2018-04-28 .



IMDb評価 : ★★★★★★★★ (7.6/10)
タイトル : アイ、トーニャ 史上最大のスキャンダル (I, Tonya)
主演 : マーゴット・ロビー、セバスチャン・スタン
ジャンル : バイオグラフィー、ドラマ、コメディー
公開年 : 2018
放映時間 : 120分
撮影地 : ジョージア州 アトランタ

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話の流れ / Storyline〈ネタバレなし〉



1994年、アメリカのフィギュア界で大きなスキャンダルとなったフィギュアスケーター、トーニャ・ハーディングの乱暴な人生を描いています。あらゆる映画のデータベース、IMDbではジャンルに一部コメディーと設定されていますがお笑い要素ゼロなので、正しくはサスペンスです。一人の女性の生涯を出演俳優によるインタビューを割と頻繁にはさみながら、そしてキャストがカメラに向かって語りかけながらストーリーが進むので、タイトルが『アイ、トーニャ』だけあって、ちょっとドキュメンタリーっぽいのかな

また、本作にはバイオレンスシーンが多く、具体的に言うとセミヌード、性行為、射殺未遂、動物狩り、暴力といった過激なシーンが突然やってきます。特に殴る蹴る罵るシーンが当たりまえのようにあるのと、汚い言葉が頻繁に使われるので親子で見るのはNGです

主人公はアメリカ史上初のトリプルアクセルを成功させた1人のフィギュアスケーターですが、内容はフィギュアというスポーツよりもアメリカ人としての主人公の人柄、親子の複雑な関係、葛藤と絶望といった人間関係に重点を置いているので、フィギュア知らない人でも楽しめるかと思います。アカデミー賞で主演女優がノミネート、助演女優が受賞しているくらいなので全体的に作品の質は高いですし、テンポが速めなので2時間飽きずに見ていられます。以下からネタバレあるので、これから見る人は要注意!!



『アイ、トーニャ』をみた感想と評価 ≪ネタバレあり!≫



個人的な評価 : ★★★★★★★ (7/10)

私はよほど良い作品でないと7つ以上はつけないのですが、『アイ、トーニャ』は非常に良くできた作品なので、だれにとっても見る価値があると思います。特に私が好きなシーンは、ライバルのナンシーの脚をケガさせた事件の騒動の真っただ中でオリンピックの試合を直前に控えているときに、鏡に映った自分を見つめているトーニャの姿です↓


via GIPHY

身勝手な友人のせいで事件の加害者になり、母親にも裏切られ、緊張のあまりに怖くて、精神的に追い込まれているトーニャの様子が伝わってくるシーンです。涙をこらえながらも無理して笑顔を作る痛々しさが絶妙に表現されています。以前、マーゴット・ロビーの演技を認めていないと言いましたが撤回します。オスカーにノミネートされるだけの演技をしていました

演技について言えば、やはり母親役のアリソン・ジャニーがすごかったです。助演女優賞を獲得しただけあって、性格が異常に悪いスパルタの母親役を見事に演じていました。あまりに母親役にハマりすぎて、本物のトーニャ本人から「あなたすごく母に似ていた」と言われたそうですよ

母親の演技で一番好きなというか思わず笑ったシーンはトーニャのウェディングシーンですね。結婚式なのにあからさまに嫌そうな顔をして、花嫁姿の幸せそうな娘に向かって「私は結婚してない、ヤっただけよ」と言い放つセリフが信じられないほど嫌な奴で笑ってしまいました



アメリカ色が強いのが本作の特徴



本作『アイ、トーニャ』を他の作品でわかりやすく例えるなら『ウルフ・オブ・ウォールストリート』のスポーツ選手版という具合です。成功者の影と非情な真実を描いている部分と数えきれないほどの放送禁止用語が含まれている点が似ています。放送禁止用語については本作の方が『ウルフ・オブ・ウォールストリート』よりも多く含まれているのではないでしょうか。親子のなんとも言えないこじれた関係が多く表されていますが、”Wh**e, F**k, C**t, Bulls**t"などのNGワードが多すぎて、子どもにはとても見せられない作品になっています


via GIPHY

また、トーニャの家柄がレッドネックというのもアメリカならではなのかなと感じました。レッドネック(redneck)とは白人の貧困層のことで、外で働いているせいで、うなじが赤く日焼けしていることから呼ばれるようになりました。よく、トレーラーパークという車みたいなお家に住む人たちのことも同じように言われます。まあ、差別用語ですので口語で使うことはあまりないと思います

アメリカ人としての視点が強い主人公なので、最後にはアメリカという国について自分の思いを語って締めくくられています。フィギュア連盟から名前を消されて、なぜかボクサーになったトーニャがラストシーンで言うセリフが好きなので載せます


America, you know. They want someone to love but they want someone to hate. And they want it easy. But what's easy?



おわりに



強いて本作『アイ、トーニャ』に文句をつけるなら、若いころのトーニャを演じたマーゴット・ロビーがどう頑張っても15歳に見えなかったことです。彼女に似てる10代の女優が見つからなかったのはわかりますが、特殊メイクでもしないと設定に無理があると感じました。それと、ライバルのナンシーをバットらしきもので殴っているシーンはあきらかにスーサイド・スクワッドのハーレークイーンを意識していました!


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IMDb評価 : ★★★★★★★★ (7.6/10)
タイトル : アイ、トーニャ 史上最大のスキャンダル (I, Tonya)
主演 : マーゴット・ロビー、セバスチャン・スタン
ジャンル : バイオグラフィー、ドラマ、コメディー
公開年 : 2018
放映時間 : 120分
撮影地 : ジョージア州 アトランタ

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話の流れ / Storyline〈ネタバレなし〉



1994年、アメリカのフィギュア界で大きなスキャンダルとなったフィギュアスケーター、トーニャ・ハーディングの乱暴な人生を描いています。あらゆる映画のデータベース、IMDbではジャンルに一部コメディーと設定されていますがお笑い要素ゼロなので、正しくはサスペンスです。一人の女性の生涯を出演俳優によるインタビューを割と頻繁にはさみながら、そしてキャストがカメラに向かって語りかけながらストーリーが進むので、タイトルが『アイ、トーニャ』だけあって、ちょっとドキュメンタリーっぽいのかな

また、本作にはバイオレンスシーンが多く、具体的に言うとセミヌード、性行為、射殺未遂、動物狩り、暴力といった過激なシーンが突然やってきます。特に殴る蹴る罵るシーンが当たりまえのようにあるのと、汚い言葉が頻繁に使われるので親子で見るのはNGです

主人公はアメリカ史上初のトリプルアクセルを成功させた1人のフィギュアスケーターですが、内容はフィギュアというスポーツよりもアメリカ人としての主人公の人柄、親子の複雑な関係、葛藤と絶望といった人間関係に重点を置いているので、フィギュア知らない人でも楽しめるかと思います。アカデミー賞で主演女優がノミネート、助演女優が受賞しているくらいなので全体的に作品の質は高いですし、テンポが速めなので2時間飽きずに見ていられます。以下からネタバレあるので、これから見る人は要注意!!



『アイ、トーニャ』をみた感想と評価 ≪ネタバレあり!≫



個人的な評価 : ★★★★★★★ (7/10)

私はよほど良い作品でないと7つ以上はつけないのですが、『アイ、トーニャ』は非常に良くできた作品なので、だれにとっても見る価値があると思います。特に私が好きなシーンは、ライバルのナンシーの脚をケガさせた事件の騒動の真っただ中でオリンピックの試合を直前に控えているときに、鏡に映った自分を見つめているトーニャの姿です↓


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身勝手な友人のせいで事件の加害者になり、母親にも裏切られ、緊張のあまりに怖くて、精神的に追い込まれているトーニャの様子が伝わってくるシーンです。涙をこらえながらも無理して笑顔を作る痛々しさが絶妙に表現されています。以前、マーゴット・ロビーの演技を認めていないと言いましたが撤回します。オスカーにノミネートされるだけの演技をしていました

演技について言えば、やはり母親役のアリソン・ジャニーがすごかったです。助演女優賞を獲得しただけあって、性格が異常に悪いスパルタの母親役を見事に演じていました。あまりに母親役にハマりすぎて、本物のトーニャ本人から「あなたすごく母に似ていた」と言われたそうですよ

母親の演技で一番好きなというか思わず笑ったシーンはトーニャのウェディングシーンですね。結婚式なのにあからさまに嫌そうな顔をして、花嫁姿の幸せそうな娘に向かって「私は結婚してない、ヤっただけよ」と言い放つセリフが信じられないほど嫌な奴で笑ってしまいました



アメリカ色が強いのが本作の特徴



本作『アイ、トーニャ』を他の作品でわかりやすく例えるなら『ウルフ・オブ・ウォールストリート』のスポーツ選手版という具合です。成功者の影と非情な真実を描いている部分と数えきれないほどの放送禁止用語が含まれている点が似ています。放送禁止用語については本作の方が『ウルフ・オブ・ウォールストリート』よりも多く含まれているのではないでしょうか。親子のなんとも言えないこじれた関係が多く表されていますが、”Wh**e, F**k, C**t, Bulls**t"などのNGワードが多すぎて、子どもにはとても見せられない作品になっています


via GIPHY

また、トーニャの家柄がレッドネックというのもアメリカならではなのかなと感じました。レッドネック(redneck)とは白人の貧困層のことで、外で働いているせいで、うなじが赤く日焼けしていることから呼ばれるようになりました。よく、トレーラーパークという車みたいなお家に住む人たちのことも同じように言われます。まあ、差別用語ですので口語で使うことはあまりないと思います

アメリカ人としての視点が強い主人公なので、最後にはアメリカという国について自分の思いを語って締めくくられています。フィギュア連盟から名前を消されて、なぜかボクサーになったトーニャがラストシーンで言うセリフが好きなので載せます


America, you know. They want someone to love but they want someone to hate. And they want it easy. But what's easy?



おわりに



強いて本作『アイ、トーニャ』に文句をつけるなら、若いころのトーニャを演じたマーゴット・ロビーがどう頑張っても15歳に見えなかったことです。彼女に似てる10代の女優が見つからなかったのはわかりますが、特殊メイクでもしないと設定に無理があると感じました。それと、ライバルのナンシーをバットらしきもので殴っているシーンはあきらかにスーサイド・スクワッドのハーレークイーンを意識していました!


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