グーグルとフェイスブックが犯した大きな過ち

. 2018-04-25 .

インターネットはもはやソーシャルネットワークではなく、今やアメとムチでできている

今回はグーグルとフェイスブックが広告を使って、いかに私たちの言動を操作しているかについてのスピーチです。仮想現実の父と呼ばれるコンピューターサイエンス哲学者、ジェイロン・ラニアーの『インターネットをどのように再構築していく必要があるのか』について説明します。このスピーチは2018年4月に行われたもので、TED新作動画をいち早くお届けしています

英単語チェック
☑ transcend = ~を越える
☑ alluring = 魅力的な
☑ infeasible = 実行不可能な
☑ behavior modification = 行動変容
☑ stimuli = 刺激
☑ doable = 可能である

インターネットを作り直さなければいけない


ラニアーさんはゆっくり話してくれるのと喋り方に変な癖がなかったので聞き取りやすかったです。ただ、英語は耳に入ってもネイティブじゃないとわからないようなフレーズがありました。あと、内容が深すぎてこのスピーチだけで理解するのは難しいと思うのでビジネスインサイダーの解説記事も載せておきます。ウェブ業界について詳しい人であれば読まなくても理解できると思います

―スピーチのポイント―
👉ネット上の情報はすべて無料でオープンに公開するべきだ
👉ネットの広告は飴と鞭で人々の心を揺さぶり、行動を悪い意味で操作している
👉SNSにある操作的でネガティブな情報は検索料や投稿料をとることでなくなる

私は"behavior modification"の意味が分からなかったので途中から頭の中がずっとはてなマークだったわけですが、これ専門用語みたいなので、意味をweblioで調べてみました


behavior modification = 行動変容。否定的な反応を引き起こす環境中の特定の誘因について、それに対する反応の仕方を変化させるために用いられる技法のこと。がん治療においては、以前のがん治療の際に吐き気をもよおした患者が治療室に入室するときに吐き気を覚えて治療を開始できないことがあるが、こうした吐き気に対処するのを補助する目的で行動変容の技法が用いられることがある__weblio

ラニアー氏が言いたいのは、SNSでなにかを投稿すればイイネやリツイートがもらえることをアメとし、反対に投稿したことで批判を受けたり無視されたりすることをムチとして私たちのネガティブな感情を習慣的に引き起こしているということ。また、ネットには人々を誘導させる、操作する、洗脳させるような悪い情報が流れていて、それらは情報の公開料を支払うシステムにすれば激減するという。そこで、検索者には検索するたびに検索料を取ることで投稿者にお金が入るようにすれば、検索されたい(報酬がほしい)から投稿者は良い情報しか載せなくなるというわけです


My Opinion / 個人的な意見


もはやグーグルやフェイスブックというインターネットを盛り上げてきた大企業が形にしてきた、広告をつけて無料で提供するビジネスモデルは古いのかもしれません。広告に頼りすぎたせいで広告が単なる宣伝ではなくなり、私たちの行いを監視し知らぬ間にしつけていたのですね。グーグルとフェイスブックはソーシャルネットワークというサービスが持っていた本来の目的を忘れてしまったことが間違いだったのです。ただ、フェイスブックはそれに気づいて、今後広告を減らすことを宣言しています。今は別の問題を抱えていますが...

Photo credit: Thomas Hawk on VisualHunt / CC BY-NC

よくウェブデザイン系のサイトを見るとGoogleのことを「グーグル先生」や「グーグル神」と呼んでいるのを見かけます。こういった完全に企業に頭を乗っ取られているブロガーやウェブデザイナーの人を見ると、ラニアー氏が言うネットが操作的(manipulative)であるという意味が分かるような気がします。実際に"グーグル様"に好かれなければアクセス数が得られないし、いくら広告を貼っても収益も得られないわけですから不健康なシステムだとは思います


おわりに


ラニアー氏の言葉でもう一つ気になったのが購読料をとるサービスでNetflixやAmazonが成功したように、今後映画やテレビも同じようなシステムになっていくであろうということです。映画が購読制になったら映画館にもっとみんな行くようになりそうですが、興行収入がそれほど得られなくなりそう



インターネットはもはやソーシャルネットワークではなく、今やアメとムチでできている

今回はグーグルとフェイスブックが広告を使って、いかに私たちの言動を操作しているかについてのスピーチです。仮想現実の父と呼ばれるコンピューターサイエンス哲学者、ジェイロン・ラニアーの『インターネットをどのように再構築していく必要があるのか』について説明します。このスピーチは2018年4月に行われたもので、TED新作動画をいち早くお届けしています

英単語チェック
☑ transcend = ~を越える
☑ alluring = 魅力的な
☑ infeasible = 実行不可能な
☑ behavior modification = 行動変容
☑ stimuli = 刺激
☑ doable = 可能である

インターネットを作り直さなければいけない


ラニアーさんはゆっくり話してくれるのと喋り方に変な癖がなかったので聞き取りやすかったです。ただ、英語は耳に入ってもネイティブじゃないとわからないようなフレーズがありました。あと、内容が深すぎてこのスピーチだけで理解するのは難しいと思うのでビジネスインサイダーの解説記事も載せておきます。ウェブ業界について詳しい人であれば読まなくても理解できると思います

―スピーチのポイント―
👉ネット上の情報はすべて無料でオープンに公開するべきだ
👉ネットの広告は飴と鞭で人々の心を揺さぶり、行動を悪い意味で操作している
👉SNSにある操作的でネガティブな情報は検索料や投稿料をとることでなくなる

私は"behavior modification"の意味が分からなかったので途中から頭の中がずっとはてなマークだったわけですが、これ専門用語みたいなので、意味をweblioで調べてみました


behavior modification = 行動変容。否定的な反応を引き起こす環境中の特定の誘因について、それに対する反応の仕方を変化させるために用いられる技法のこと。がん治療においては、以前のがん治療の際に吐き気をもよおした患者が治療室に入室するときに吐き気を覚えて治療を開始できないことがあるが、こうした吐き気に対処するのを補助する目的で行動変容の技法が用いられることがある__weblio

ラニアー氏が言いたいのは、SNSでなにかを投稿すればイイネやリツイートがもらえることをアメとし、反対に投稿したことで批判を受けたり無視されたりすることをムチとして私たちのネガティブな感情を習慣的に引き起こしているということ。また、ネットには人々を誘導させる、操作する、洗脳させるような悪い情報が流れていて、それらは情報の公開料を支払うシステムにすれば激減するという。そこで、検索者には検索するたびに検索料を取ることで投稿者にお金が入るようにすれば、検索されたい(報酬がほしい)から投稿者は良い情報しか載せなくなるというわけです


My Opinion / 個人的な意見


もはやグーグルやフェイスブックというインターネットを盛り上げてきた大企業が形にしてきた、広告をつけて無料で提供するビジネスモデルは古いのかもしれません。広告に頼りすぎたせいで広告が単なる宣伝ではなくなり、私たちの行いを監視し知らぬ間にしつけていたのですね。グーグルとフェイスブックはソーシャルネットワークというサービスが持っていた本来の目的を忘れてしまったことが間違いだったのです。ただ、フェイスブックはそれに気づいて、今後広告を減らすことを宣言しています。今は別の問題を抱えていますが...

Photo credit: Thomas Hawk on VisualHunt / CC BY-NC

よくウェブデザイン系のサイトを見るとGoogleのことを「グーグル先生」や「グーグル神」と呼んでいるのを見かけます。こういった完全に企業に頭を乗っ取られているブロガーやウェブデザイナーの人を見ると、ラニアー氏が言うネットが操作的(manipulative)であるという意味が分かるような気がします。実際に"グーグル様"に好かれなければアクセス数が得られないし、いくら広告を貼っても収益も得られないわけですから不健康なシステムだとは思います


おわりに


ラニアー氏の言葉でもう一つ気になったのが購読料をとるサービスでNetflixやAmazonが成功したように、今後映画やテレビも同じようなシステムになっていくであろうということです。映画が購読制になったら映画館にもっとみんな行くようになりそうですが、興行収入がそれほど得られなくなりそう


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